• 3月 8, 2025

脳梗塞予防にはデンタルフロスの生活習慣が効果的

未治療の虫歯や歯周病などの口腔疾患を有する人は、2022年には35億人に達しているという報告があるのをご存知でしょうか。口腔内の衛生状況と脳梗塞の関係性が示唆されたと本年の米国脳卒中学会・国際脳卒中学会議でサウスカロライナ大学が報告しました。その内容がに1月30日号のStrokeに掲載されたので共有したいと思います。

本研究はアテローム性動脈硬化リスクに関する研究で集められた集団から脳梗塞の既往がない6278人を抽出して解析しています。25年の追跡期間中に、434人が脳梗塞を発症しました。その患者さん達をさらに解析したところフロスを使用していた人では使用していなかった人に比べて脳梗塞全体のリスクが22%低くなることがわかりました。また、心房細動という脳梗塞の原因となる不整脈は44%も低下することも併せて分かっています。

手軽に、安価にできる口腔ケアによって、脳梗塞が格段に予防できるという都市伝説が証明されたのです。しかし、自己ケアは限界があるのも事実です。より、確実に疾患予防効果を高めるには歯科の定期検診を受け、歯周病や虫歯などの治療を積極的に行うことが肝要です。

ちなみに、歯周病は、脳梗塞以外にも、肺炎や肺膿瘍、糖尿病などのリスクを高めることが分かっています。また、歯が悪くなると将来のQOLが確実に損なわれます。量が食べられなくなり、フレイル(老衰)の状態になり、寝たきりになるリスクが高まります。誰しもが歯科の定期検診を受ける必要性があるのです。

当院は横浜フロントゆうき総合歯科と綿密に連携しており、患者様の同意のもとに情報の共有を強固に行うことが可能です。というよりも、院長は私、井上(哲)の実の姉です。歯科法人の理事長は私の義兄です。何かあれば気軽にLINEや電話がかかってきますし、逆も然りです。ぜひ、当院と共にご利用ください。横浜フロントゆうき総合歯科は、先進的な医療設備、確かな医療技術で、横浜駅周辺の歯科クリニックの中でも非常に人気で予約が取りにくくなっております。歯に痛みが出る前に、痛みが強くなる前に早めのご受診をご検討ください。

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