- 1月 13, 2025
- 1月 18, 2025
喘息の日常生活での大事なポイント
以下にまとめました!是非参考にしてみてください。
薬物療法
• 吸入ステロイドの継続使用:ステロイド吸入を毎日しっかりと行い、慢性的な喘息の気道の炎症を抑える。これを行うことで喘息の発作を予防できる!喘息発作を繰り返すと呼吸機能が低下して重症化してしまう。
• 発作治療薬の適切使用:発作時には気管支拡張薬の吸入や内服のステロイドを使用する。過剰使用は避けなくてはならず、医師の指示を仰ぐ必要がある。発作治療薬のみで経過を診ていくことは絶対に避けなくてはならない。将来を棒に振ることにつながる。
• 自己判断で薬を減量・中断:コレが一番危険。大発作を起こし、喘息で命を落とす人が毎年1000人くらいいる。なお、インフルエンザで死亡する人は毎年2000人。コロナは3万人(2023年5月-2024年4月)。きちんと治療を続ければ防げる死亡である喘息なのにも関わらず、多いと思いませんか?
日常生活
• 発作の原因となりうる物質・環境を避ける:アレルゲン(ダニ、ホコリ、動物、花粉など)、タバコの煙、排ガス、カプサイシン入りの辛いもの、を避ける。
• 規則正しい生活:睡眠不足を避け、ストレスがかかった場合は適度の休息を忘れない。
• 清潔な環境:室内の換気や掃除を徹底し、アレルゲンを減らす。特に寝室の掃除が最も大事。1日のうちにベットで過ごすのが6時間!寝室の掃除ができていないと、意味がない!
定期的な受診
• 医師の診察:症状の変化や薬の効果を確認するため、定期的に受診が必要。喘息の治療の場合、初診で診断し、1週から2週後に再診して経過がよければ1ヶ月後の再診。さらによければ、2から3ヶ月毎の受診となることが9割以上。余程の重症か、特殊な治療を行っている場合を除き、1ヶ月に1回の受診が必要な訳ではない。実は、処方箋は2週間や1ヶ月までなどの法的根拠はどこにもない。
家族への周知
• 家族や周囲への共有:緊急時に備えて、家族や同僚に症状と対応方法、薬の保管場所などを説明しておく。