- 10月 1, 2024
- 4月 27, 2025
花粉と食物アレルギーの関係性は知っていますか?知らないと怖い、『交差反応』!
みなさま、花粉症と食物アレルギーに関連性があるってご存知でしたか?知らないと怖い交差反応について今回はお話しいたします。
交差反応とは、見た目が全く違うものにも関わらず成分レベルでアレルギー物質が非常に似ていることで、体が同じアレルギー物質と認識してしまうことで、アレルギー反応が出てしまうことです。代表的な例を示します。
1:スギ(2月から4月)
これは有名なところですね。スギ花粉症がひどい人は、ナス科のトマトを食べると口の中が腫れたり、痒くなったりします。
2:カバノキ科ハンノキ・シラカンバ(1月から6月)
このアレルギーは本当に厄介ですね。以下に挙げる食品は注意が必要です。特に豆乳はアナフィラキシー症状まで出てしまうことがあるので厄介です。
バラ科:いちご・モモ・さくらんぼ・りんご・梨・スモモ・アーモンド・アンズ・西洋梨・梅・ビワ
大豆製品:豆乳・冷奴など(ただし、火入れがしてある醤油や発酵させている納豆・味噌は関係なく食せます)
マタタビ科:キウイ
ウルシ科:マンゴー
3:イネ科のオオアワガエリ・カモガヤ(4月から10月)
これらに反応するようになると下記の食べ物に反応するようになる事があります。
ウリ科:メロン・スイカ
マタタビ科:キウイ
ナス科:トマト・ジャガイモ
マメ科:ピーナッツ
4:キク科のブタクサ(7月から10月)
ウリ科:メロン・スイカ・ズッキーニ・キュウリ
バショウ化:バナナ
5:キク科のヨモギ(7月から10月)
セリ科:セロリ・ニンジン
当院では、指先採血にてアレルギー検査を行う事ができます。小さなお子様でも受けることが可能です。結果説明に関しましては、解釈が難しい場合は、重症アレルギー外来の渡邉 直人医師か井上哲兵医師が担当致しますので、日を改めさせて頂くことがございますので予めご了承ください。
指先採血の様子は当院の公式インスタグラムにて公開しています。
https://www.instagram.com/yokohamafront_clinic
当院、横浜フロントクリニックは横浜市神奈川区にあり、JR横浜駅より直接デッキで繋がっております。横浜市でアレルギーにお困りの患者様は是非当院にご相談ください。
渡邉 直人医師:世界仰天ニュースのアレルギー特集の監修・解説医、東京アレルギー呼吸器疾患研究所所長
井上 哲兵医師:世界仰天ニュースのアレルギー特集の監修・解説医、『ぜんそくと診断されたら読む本』の執筆、アレルギー関連のWEBメディアの記事監修多数、全国の内科医師に向けた重症喘息の全国講演を数多く行なっている
文責:医療法人社団南州会 理事長 井上哲兵
経歴
- 2003年浅野高校卒業
- 2009年聖マリアンナ医科大学医学部卒業
- 2009年4月~2011年3月同大学病院研修医
- 2011年4月~2015年3月同大学呼吸器内科診療助手兼同大学内科(呼吸器)大学院
- 2015年4月~2018年3月同大学呼吸器内科助教
- 2018年4月~2019年3月独立行政法人国立病院機構静岡医療センター呼吸器内科医長
- 2019年4月医療法人社団南州会理事長/聖マリアンナ医科大学非常勤講師
- 2019年8月三浦メディカルクリニック院長
- 2024年5月横浜フロントクリニック開院
資格・役職
- 医学博士
- 日本内科学会認定内科医
- 日本呼吸器学会呼吸器専門医
- 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
- 日本医師会認定産業医
- 厚生労働省認定臨床研修指導医
- 身体障害者福祉法第15条指定医(呼吸器)
- 難病法における難病指定医(呼吸器)
- 緩和ケア研修会修了医
- アレルギー舌下免疫療法適正使用管理体制に基づく講義の受講・試験の修了医