- 10月 1, 2024
花粉と食物アレルギーの関係性は知っていますか?知らないと怖い、『交差反応』!
みなさま、花粉症と食物アレルギーに関連性があるってご存知でしたか?知らないと怖い交差反応について今回はお話しいたします。
交差反応とは、見た目が全く違うものにも関わらず成分レベルでアレルギー物質が非常に似ていることで、体が同じアレルギー物質と認識してしまうことで、アレルギー反応が出てしまうことです。代表的な例を示します。
1:スギ(2月から4月)
これは有名なところですね。スギ花粉症がひどい人は、ナス科のトマトを食べると口の中が腫れたり、痒くなったりします。
2:カバノキ科ハンノキ・シラカンバ(1月から6月)
このアレルギーは本当に厄介ですね。以下に挙げる食品は注意が必要です。特に豆乳はアナフィラキシー症状まで出てしまうことがあるので厄介です。
バラ科:いちご・モモ・さくらんぼ・りんご・梨・スモモ・アーモンド・アンズ・西洋梨・梅・ビワ
大豆製品:豆乳・冷奴など(ただし、火入れがしてある醤油や発酵させている納豆・味噌は関係なく食せます)
マタタビ科:キウイ
ウルシ科:マンゴー
3:イネ科のオオアワガエリ・カモガヤ(4月から10月)
これらに反応するようになると下記の食べ物に反応するようになる事があります。
ウリ科:メロン・スイカ
マタタビ科:キウイ
ナス科:トマト・ジャガイモ
マメ科:ピーナッツ
4:キク科のブタクサ(7月から10月)
ウリ科:メロン・スイカ・ズッキーニ・キュウリ
バショウ化:バナナ
5:キク科のヨモギ(7月から10月)
セリ科:セロリ・ニンジン
当院では、指先採血にてアレルギー検査を行う事ができます。小さなお子様でも受けることが可能です。結果説明に関しましては、解釈が難しい場合は、重症アレルギー外来の渡邉 直人医師か井上哲兵医師が担当致しますので、日を改めさせて頂くことがございますので予めご了承ください。
指先採血の様子は当院の公式インスタグラムにて公開しています。
https://www.instagram.com/yokohamafront_clinic
当院、横浜フロントクリニックは横浜市神奈川区にあり、JR横浜駅より直接デッキで繋がっております。横浜市でアレルギーにお困りの患者様は是非当院にご相談ください。
渡邉 直人医師:世界仰天ニュースのアレルギー特集の監修・解説医、東京アレルギー呼吸器疾患研究所所長
井上 哲兵医師:世界仰天ニュースのアレルギー特集の監修・解説医、『ぜんそくと診断されたら読む本』の執筆、アレルギー関連のWEBメディアの記事監修多数、全国の内科医師に向けた重症喘息の全国講演を数多く行なっている