TEL:045-577-0121

診療内容

トラベルワクチンセンター

トラベルワクチンセンターについて

横浜フロントクリニックではトラベルワクチンセンターを設置し、海外渡航される方に必要なワクチン接種をはじめ、予防薬の処方、健康診断、英文診断書や紹介状の作成などを行っています。

環境の違う地域への旅行や出張、留学などは、衛生面での不安も大きいことでしょう。たとえばマラリアや肝炎などへの感染リスクが高い地域もあります。また環境の変化から風邪や下痢など体調不良を引き起こしたり、持病が悪化したりするケースもあります。当センターでは、そうした不安を少しでも解消するためのサポートを行います。

渡航に必要な各種証明書の作成も行っていますので、海外への旅行・出張・留学、あるいは母国への帰国などに際しては、当センターにご相談ください。

【ご注意事項】

  • 米国移民・婚約者ビザの申請者の方は指定医療機関での健康診断が必要になります。米国が指定する国内の医療機関は4ヶ所のみです。詳しくはこちら参照ください。
  • ワクチン接種につきましては、ワクチン接種歴をご用意の上、海外渡航の1ヶ月以上前に、なるべくお早めにご相談ください。

トラベルワクチンの種類

トラベルワクチンの種類や接種間隔などの詳細について、以下をご参照ください。
※ワクチンおよび予防薬の費用のほかに、初・再診料として一律3,000円がかかります。
また、原則予約制ですが、在庫があれば当日接種は可能です。

ワクチン名 商品名 接種回数 接種間隔 費用/回(税抜) 有効期間
A型肝炎 国産エイムゲン(1歳以上) 3回 0.2~4週間後
24週間後
8,000円 2回で1年
3回で5年
B型肝炎 国産へブタバックス・ビームゲン 3回 0.4週間後
初回から20~24週後(生)
7,000円 10年以上
MR(生) 国産乾燥弱毒生麻しん風しんワクチン(生) 2回 0.4週間後 9,000円 20年~30年
ポリオ イモバックスポリオ(生) 3~4回 3週間以上あけて2〜3回、
さらに6ヶ月以上あけて1回
10,000円 10年以上
狂犬病 ラビビュール 3回 成人の場合(国内)
1968年以後の出生の人/基礎免疫がある人:10年毎に1回
1967年以前の出生または接種歴のない人:基礎免疫として
3回接種後10年毎に1回(0、3~8週後、12~18ヶ月後)
16,000円 2~3年
破傷風 国産沈降破傷風トキソイド 1~3回 成人の場合(国内)
1968年以後の出生の人/基礎免疫がある人:10年毎に1回
1967年以前の出生または接種歴のない人:基礎免疫として
3回接種後10年毎に1回(0、3~8週後、12~18ヶ月後)
3,000円 10年
日本脳炎 国産ジェービックV 3回 0、1~4週間後、1年後
接種歴がある大人の場合は1回の追加接種でも可能
5,000円 3~4年
髄膜炎菌 メンクアッドフィ筋注 1回 1回のみ(2歳以上55歳以下) 28,000円 5年

※当院では混同を避けるため1年としています。

地域別に推奨される予防接種(○:推奨する)

短期旅行者 長期滞在者(短期旅行者でも通常の観光ルート以外に立ち入る場合を含む)
A型肝炎 黄熱 A型肝炎 B型肝炎 破傷風 狂犬病 黄熱 日本脳炎 ポリオ 髄膜炎菌
東アジア(中国、韓国など)
東南アジア(タイ、ベトナムなど)
南アジア(インド、パキスタンなど)
中近東(サウジアラビアなど) (メッカ巡礼)
アフリカ(ケニアなど) (赤道周辺) (赤道周辺)
東ヨーロッパ(ロシアなど)
西ヨーロッパ(イギリス、フランスなど)
北アメリカ(合衆国、カナダなど)
中央アメリカ・カリブ海(メキシコ、ハイチなど)
南アメリカ (ブラジルなど) (赤道周辺) (赤道周辺)
南太平洋(グアム、サイパンなど) (島による)
オセアニア (オーストラリアなど)

※短期旅行者:滞在期間が1ヶ月未満で都市部やリゾートなどに滞在する場合。

麻疹・風疹の予防接種

麻疹・風疹のウイルスは感染力が強く、まだ多くの国で患者が発生しています。
海外渡航者が流行地域で麻疹や風疹に感染して、国内にウイルスを持ち込むことが流行の 原因となった事例も報告されています。海外に渡航する場合には、「麻疹・風疹にかかったことがあるか?」「予防接種を必要回数受けたか?」過去の記録をご確認下さい。
どちらもなければ、出国前に麻疹風疹混合ワクチンの接種を受けておくことをおすすめ致します。

予定表
種別 0 1週 2週 3週 4週 8週 12週 20週 24週 1年
A型肝炎
B型肝炎
破傷風
狂犬病
日本脳炎
ポリオ
髄膜炎菌
麻疹・風疹

※急ぎの渡航の場合であっても◎は必須
△(過去のワクチン接種歴が無い方は必要。母子手帳での確認をお願いします。)
不:不活化ワクチン / 生:生ワクチン

ワクチンの間隔

令和2年10月1日からの 「異なる種類のワクチンを接種する際の接種間隔のルール」

※ワクチンの種類について
注射生ワクチン : 麻疹風疹混合ワクチン・水痘ワクチン・BCGワクチン・おたふくかぜワクチン など
経口生ワクチン : ロタウイルスワクチン など
不活化ワクチン : ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン・B型肝炎ワクチン・4種混合ワクチン・日本脳炎ワクチン・季節性インフルエンザワクチン など

予防薬の種類

予防薬 薬剤名 商品名 服用期間 費用
マラリア ドキシサイクリン 100mg ビブラマイシン錠100mg 服用開始時期:現地到着の1~2日前から
滞在中:1日1錠
流行地を離れてから:4週間内服

副作用として、光線過敏が見られることが あります。8歳未満と妊婦は飲めません。
1錠100円
マラリア アトバコン(250mg)
プログアニル(100mg)
マラロン配合錠 服用開始時期:現地到着の1~2日前から
滞在中:1日1錠
流行地を離れてから:7日間内服
治療では、1日1回4錠を3日間服用します

妊婦、授乳婦、5kg 未満の乳幼児には推奨されません。
1錠750円
高山病 アセタゾラミド 250mg ダイアモックス錠250mg 高地に到着する前日から4日間内服
0.5錠(半錠)を1日2回朝夕に内服
1錠500円

小児のマラリア予防内服

薬剤名 予防内服 治療(参考)
マラロンB(malaron)
小児用:1錠約300円 / 直径7.5mm
予防内服では、毎日1回、流行地に入る1日前から流行地を出た後7日間服用します。
体重 5〜8kg:小児用を0.5錠(※)
体重 9~10kg:小児用を0.75錠(※)
体重11〜20kg:小児用を1錠
体重21〜30kg:小児用を2錠
体重31〜40kg:小見用在3錠
休重40kg以上と成人:大人用を1錠
治療には、下記の量を1日1回3日間、食後に服用します。
5〜8kg:小児用を2錠
9〜10kg:小児用を3錠
11〜20kg:大人用を1錠または小児用を4錠
21〜30kg:大人用を2錠
31〜40kg:大人用を3錠
40kg以上:大人用を4錠

※日本では10kg以下の予防内服は未承認のため当院では処方出来ません。

トラベルワクチンの詳細につきましては、下記もご参照ください。

海外渡航者の予防接種 Q&A
一般社団法人日本渡航医学会 のホームページはこちらです。

渡航前のご案内

トラベルワクチンセンターでは、海外に持参する薬剤処方などにも対応しております。海外渡航時に持参が推奨される薬剤としては、以下のようなものがあります。お気軽にご相談ください。

  • 抗菌薬
  • 抗菌薬入り軟膏
  • かゆみ止め軟膏
  • マラリア予防薬
  • 解熱鎮痛薬
  • 抗アレルギー薬
  • 整腸剤
  • 緩下剤
  • 点眼薬
  • 点耳薬
  • 高山病予防薬
  • 経口補液剤
  • 日焼け止めクリーム
  • 睡眠薬
  • など

海外の感染症に関する情報は、下記のホームページが参考になります。

予約メニュー

「横浜フロントクリニックでは、下記2つの方法で予約が可能です。またWEB問診にも対応しております。当院ではWEB予約システムを採用しております。事前にWEB問診を入力いただくことでご来院の際、スムーズに診療を行うことができます。WEB問診では予約の完了はいたしませんのでご注意ください。

(※当日の混雑状況に応じて待ち時間にバラツキが出ることがございますが、あらかじめご了承ください。)