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診療内容

CT検査・上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

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CT検査・上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)について

当院では最先端のCT装置を有しており、患者様の状態を適切に判断する事が可能です。CT画像は、外来医が一次読影を行い、横浜市大の放射線科在籍の放射線科診断専門医が二次読影をおこなっております。

現在のところ内視鏡検査は行っておりません。今後、導入予定です。

CT(コンピューター断層撮影)

Computed Tomography(コンピューター断層撮影)の略です。

X線を発する管球とX線検出器がドーナツ状の架台内を回転しながらデータ収集し、人体の輪切り画像をコンピューターによって再構成する装置です。

この装置の寝台に寝た状態でCT検査を行います。近年の技術進歩により、広い撮影範囲をより早く、より詳細なCT検査が可能になりました。画像データから任意断面像やカラー3次元画像を作成し、より確実な診断を行う事ができます。頭の先から爪先まで痛みなく撮影する事ができ、脳出血や頭頸部癌、肺炎、肺癌、間質性肺炎、肝臓癌、腎臓癌、婦人科癌、進行した消化管の癌、虫垂炎、憩室炎、腎結石、各部位の骨折などを診断することができます。

CT検査を受けられる方への注意事項や、呼吸器診療に特化した医療機関でもございますので呼吸器に関するCTについて記載しております。

ご自身の健康状態を確認したり、病気の状態を知るためにCT検査は、大変有効な方法です。検査についての不明点などがございましたら、当院スタッフに遠慮なくご相談ください。

CT検査を受けられる方へ

〜頭頸部を撮影する予定の方へ〜

頭部に帽子やアクセサリー、ウィッグなどをつけている方は外して頂きます。イヤリングやピアスも外して頂く事がございます。紛失などのトラブルを防ぐため、当日はなるべくお控え頂けますようご協力をお願い申し上げます。

〜胸部を撮影する予定の方へ〜

  • 当日は上の服はボタンやファスナー、装飾品等が無い、薄手の無地のTシャツなどに、すぐに脱げる上着などを羽織ってお越し下さい。
  • ネックレスなどのアクセサリーや湿布、エレキバンなども検査に影響しますので当日はお控え下さい。
  • 女性の方は刺繍やワイヤー・ホックなどの金属が入った下着を着用したままCT検査はできません。また肩紐に金属やプラスチックが使われているキャミソールなどもお控え下さい。ブラトップなどの布製の下着に薄手のTシャツがベストです。その上にすぐに脱げる上着でお越し下さい。万が一検査に影響があるシャツや下着類を着用の場合は専用更衣室にて検査着に着替えて頂く事がございます。

〜腹部を撮影する予定の方へ〜

  • ズボンについているファスナーやボタンは画像に影響を及ぼすため、膝までズボンを下ろしていただくか、検査着に着替えて頂く事がございます。
  • 下着に金属がついている場合は下着を脱いで検査をして頂く事がございます。

下記に該当する方は、事前に担当医師にお問い合わせください。検査を行えない場合があります。

  • 心臓ペースメーカー及びICD(植込み型除細動器)を使用している方
  • 妊婦または妊娠の可能性のある方
  • 閉所恐怖症の方

※更衣室等での装飾品等の貴金属類・貴重品の紛失につきましては当院では一切の責任を負いかねます。検査に影響しにくい、なるべく簡素な服装でご来院ください。

呼吸器に関するCTについて

胸部CT検査とは、X線を使って胸部の断層写真を撮影する検査方法で人体を透過したX線をコンピューターで処理して体の輪切り像を作ります。

この輪切り画像を積み重ねることで、肺の状態や働きを詳しく観察します。

肺や気管、気管支、心臓周囲の病変を発見します。(胸部X線で異常がある場合は,胸部CTを行う。)特に、肺がんの早期診断には今や欠かせない検査となっています。

肺癌診療ガイドラインによると、胸部CTの肺癌の検出能力は胸部単純写真(胸のレントゲン検査)よりも遥かに有効であると言われております。海外では肺癌検診をCTで行う場合もあります。その他、肺炎、肺結核、肺気腫、気管支拡張症、間質性肺炎、縦隔腫瘍などの病気を発見するのに適しています。

各種検査でよく見られる所見

肺気腫

慢性閉塞性肺疾患(COPD)における特徴的な所見の一つです。肺胞の組織が壊れ、たまった空気を押し出せなくなる病気です。重症化すると肺での酸素交換が困難になってしまい、日常生活でも息切れが目立つようになってしまいます。

主に本人の喫煙が原因ですが、受動喫煙による影響も否定できません。確定診断には呼吸機能検査が必要です。

気腫化した肺胞が元に戻ることはないため、完全治癒はなく、壊れていない肺だけで機能を維持するしかない疾患です。

肺気腫イメージ画像

結節影

原発性肺がんや、大腸がん、腎がんなど他の部位からの転移、結核、肺真菌症(カビで起こる病気)、非結核性抗酸菌症、過去の肺炎、良性腫瘍(過誤腫など)などの可能性があります。結節影は、直径3cm以下のものを指し、それより大きいものは「腫瘤影」と呼ばれます。特に、結節影の境界が不明瞭な場合は悪性を強く考えます。ただし、転移性肺癌の場合は境界が明瞭である事が多いため注意が必要です。

結節影イメージ画像

スリガラス陰影

スリガラス陰影は間質性肺炎が代表疾患です。全ての肺に広がっている場合は、命に関わることもあるため救急搬送になることが多いです。

また、高精度のCTでは、肺の中に直径数 mm程度の小さな、薄く淡い影(すりガラス陰影)が見つかることがあります。純粋なスリガラスで1cm以下のものは、当院の様な呼吸器専門医のもとで経過観察をしてまいります。1cmを超えて増大する場合や、影の中に色の濃い(充実部)部分が出現してきた場合は、肺癌の可能性がありますので連携医療機関にご紹介いたします。

スリガラス陰影イメージ画像
スリガラス陰影イメージ画像

浸潤影

肺炎、肺結核など肺感染症に見られます。白く濃い陰影が特徴です。白い影が広く広がって重症化してしまった場合は、入院の可能性も出てきます。必要であれば連携医療機関にご紹介をいたします。

浸潤影イメージ画像

間質性肺炎

長引く乾いた咳・息切れの原因となる病気です。検診などで行う胸部単純写真(レントゲン写真)では、初期の場合見逃される事も多く、症状・経過・患者背景や聴診上で疑われる場合はCTを撮像する必要があります。

複数の呼吸器専門医及び放射線科診断専門医が合議し、間質性肺炎の精密検査・治療が必要と判断された場合は連携高次医療機関へご紹介をさせて頂きます。

間質性肺炎イメージ画像
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